#10 "牧師"について

働くすべての牧師の方々に感謝しつつ…
いつも、覆いで守って下さりありがとうございます。
牧師は霊的最前線で戦っています。
働きが守られますように。




今回は、身近でありながら、あまり調べたことの無かった、"牧師"ということばについてです。
調べるほど深いな〜、と一人うなづいておりました。





まず初めにですが、"牧師"と書かれている箇所は、


エフェソ4:11「そしてある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧師(者)、教師とされた。」

しかありません。!

これも正直なところ、驚かされました。😅


つまり、牧師とは○○である、という説明書が聖書のどこにも無いのです。

しかしですよ、この牧師という言葉は、「ποιμην (ポイメン)」 というギリシャ語です。



この言葉は新約聖書で18回出てくるのです。

つまり”牧師”以外に訳されて出てくるのです。


さて、ほかの箇所はどう訳されているのでしょうか?!




それは………”羊飼い(シェパード)”です!!!

いや、そんなに驚かないかもしれませんが、ここからまた面白いです。





「ποιμην (ポイメン)」が出てくる箇所↓

マタイ 9:36 25:32 26:31 
マルコ 6:34 14:27 
ルカ 2:8、15、18、20
ヨハネ 10:2,11,12,14,16
エフェソ 4:11
ヘブライ書 13:20
ペトロⅠ 2:25

調べてみてください!!
※一番下に聖書箇所書いた紙、あげておきます。




ルカ以外の書は、イエス様が羊飼いであること、そしてどんな羊飼であるかがわかります。




つまり牧師の働きを調べるには、イエス様がどんな方かを調べる、ということに直結するわけです。




ルカの箇所では、唯一当時の生身の羊飼いが出てきますが、それはイエス様をお迎えする重大な働きをしています。


そこには「羊飼いたちが、野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。」

とあります。






そして、この「ποιμην (ポイメン)」という言葉は、ヘブライ語では「רעה(ラアー)」といいます。



詩篇23「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」

は有名です。

また、牧者とはなにかが詳しく載っている箇所が、エゼキエル34章です。


そして、この言葉が聖書で初めて出てくるところは創世記4:2です。


「アベルは羊を飼うものとなり、カインは土を耕すものとなった。」


これは、ただ単に、アベルが羊飼いだった以上の啓示があると思います。



思えば、アブラハムも、イサクもヤコブも、モーセもダビデも…、聖書の登場人物は、ことごとく羊飼いだったように思います。ただ単に、イスラエルには羊飼いが多くて、みんなそうだったとか、そんなことではないと思います。



イエス様は自分をアルファでありオメガであると語りました。聖書で、そのアルファは創世記です。はじめから、終わりまで聖書全体はイエス様が啓示されています。



最後にエフェソ書の続きを書いて終わります。

エフェソ4:11〜「そしてある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教師、ある人を牧者、教師とされたのです。こうして聖なるものたちは奉仕の業に適したものとされ、キリストの体を造りあげていき、ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ち溢れる豊かさになるまで成長するのです。」

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